簡易電子負荷「7~30V」最大3A(3Aを超えると保護回路動作) 負荷テストは1分以内 連続負荷テスト禁止
簡易電子負荷 定電流機能がありませんので負荷テストは1分以内(連続負荷テストするとトランジスタが熱暴走を起こすので連続負荷テストは禁止です)
電源トランスの性能を調べる為に電子負荷を作ってみました。

大きい放熱器を使用すれば連続負荷テストも可能ですが電流制限回路はありますが定電流回路がありませんので熱暴走しだしたら
どこまで熱暴走するかわからないので連続負荷テストはオススメしません 熱暴走したらトランジスタは天国へ一直線です

30V 3A流すと消費電力90Wです
トランジスタ 2SC2749 のコレクタ損失200Wですのでコレクタ損失の約半分ですが巨大な放熱器に取り付けないと90Wの熱を放熱しきれませんで
連続負荷テストは禁止です

使用するトランジスタはダーリントントランジスタを使用すると発振するので使用禁止
トランジスタの組み合わせでダーリントン接続はOKです。



配線は空中配線です
放熱器が小さいので 30V 3A (90W)でテストすると
すぐ熱くなり熱暴走?を始めます

P(W)=V×I で30Wくらいの放熱なら大丈夫みたいですが・・・
ファンで冷やしてもあんまり効果がありません(T_T)



電流計も取付ました フルスケール 300mA  3A 切替できます(^^;

使用したメーターはフルスケールで40mV

フルスケール300mAの場合 0.2Ω抵抗の両端電圧が60mV 半固定抵抗1kを調整して300mAのときメーターの指示が3.0になるように調整
フルスケール3Aの場合 0.2Ω抵抗の両端電圧が600mV  半固定抵抗10kを調整して3Aのときメーターの指示が3.0になるように調整
これで電流計の調整OKです

  

テスト中の様子


最初テストした回路

上記の回路では熱くなると熱暴走がはじまります
そこで電流制限回路を追加します

電源回路でよく使用される電流制限回路です
0.2Ωの両端が0.6Vになると電流制限がかかります
基本的に0.6/0.2=3Aなので3A以上の電流はながれないハズですが・・・
トランジスタの温度が上昇してくると電流が「ふらつき」ます
定電流回路にすれば流れる電流のふらつきを防止できます
もっと電流を流す場合は0.2Ωの電力を増やす必要があります
使用している0.2Ωの抵抗は5Wですので、√5/0.2=√25=5A 最大5Aまでは流せます
連続負荷テストはしないので3Aでしたら2Wの抵抗で大丈夫です。 今回は無難に5Wを使用しています
簡易電子負荷なのでOKとします